秋の花のひとつにリンドウがあります。
漢字では「竜胆」と書きます。
どうしてこんな当て字になったのか調べると、
中国で根の味が熊の肝よりも苦いことから、
生き物の最上位である竜の肝に例えられたことに由来しているそうです。
ところでリンドウは花が開いている姿よりも
蕾が集団でついているイメージが強いのですが、
群生するリンドウを10月の壁画にするに際し大量の蕾が必要となりました。
早速作ります。
ティッシュをフワッと丸めてお花紙で細長く包みます。
まるでカラフルなお蚕様生産工場のようです。
もちろん葉っぱも作りますよ。
花を2~3個にまとめて葉っぱを付けます。
遠景は新聞のちぎり貼りで作ります。
このちぎり貼り、壁画制作にあたり、
もはやおこめの十八番と言っても過言ではありません。
ちぎって糊付けするのも、裏に接着用のテープを貼るのも早いのなんの。
こんな感じになりました。あとはリンドウをいっぱい生やせば完成です。
お~、いい感じ!
リンドウは主に高原に群生しているそうです。
最近はいろいろな品種のリンドウが鉢植えで販売されていますが、
いつか野山一面を紫に染めるリンドウを
秋の空気を胸いっぱいに吸い込みながら眺めてみたいものです。