秋の代表的な花木のひとつに
オレンジ色のかわいらしい小花を咲かせるキンモクセイがあります。
道を歩いているとどこからともなくいい香りがしてきて、
思わず辺りを見回すくらい強い芳香を放ちます。
春の沈丁花、夏のクチナシと並んで、
日本の三大芳香木に数えられているそうです。
そんな旬のキンモクセイをリースにしました。
リースの土台は薄茶色の包装紙を細長く切って撚り、三つ編みにして作ります。
まずはその土台の準備から。
元の紙が大きいので大変です。
みんなで花を作ります。こちらは小さすぎてこれまた大変。
ここからはマイ作品の制作です。土台の紙を捩るところから始めます。
年配の女性は三つ編みが得意ですね。
男性利用者が誰も三つ編みができないことに対して、
女性陣は「三つ編みなんて何十年ぶりやろか」と言いながらも、
3本の編みにくい紙をしっかり編んでいらっしゃいました。
自然に近くの方と協力しあう姿も見られたり。
3人で。
それを輪っかにつなげて、葉っぱと花を付けていきます。
そして完成です!
同じ材料を使っていても、作り手によって印象が変わりますね。
大味な作業と繊細な作業が混在する行程でしたが、
下準備が万端だったため順調に制作を進めることができました。
キンモクセイの甘い香りが今にも漂ってきそうですね。