朝晩が涼しくなり、過ごしやすい気候になってきました。
日中はまだ汗ばむ陽気の時もありますが、
真夏とは違ったさわやかな暑さが季節はもう秋であることを感じさせてくれます。
さて、二十四節気七十二候をテーマにした今年の手作りカレンダーも、
残すところ3ヵ月となりました。
10月は「寒露」から
「鴻雁来(こうがんきたる:ガンが渡来し始める)」と
「菊花開(きくはなひらく:キクの花が咲き始める)」
の二候を取り上げたいと思います。
制作にあたっては何の説明もいりません。
見本を配るだけで、速やかに、黙々と、アートな作業が進みます。
真剣なまなざしはどこに注がれているのでしょう?
ただ今回は細かい作業が多く、
切る・貼るに時間と根気が必要となりました。
それだけに丁寧さが出来栄えに直結すると言えます。
まぁ、すてき!
完成品はこちらです。
華やかな小菊の数々と
隊列をなして飛来する雁の群れが見事に表現されました!
菊はその昔、薬草や観賞用として中国からやってきました。
今ではすっかり日本に定着し、秋を代表する花のひとつになっています。
全国各地で開催される菊花展では
巨大な一輪菊や見事な懸崖造りの小菊が出品されていて、
その独特のフォルムから滲み出る努力の蓄積には圧倒される観がありますね。