3月になりました。
日が少しずつ長くなり、
春の訪れを感じる事象に触れる機会も出てきました。
虫が目覚めて動き出すことを啓蟄と言いますが、
七十二候には「菜虫化蝶(モンシロチョウの幼虫が羽化する)」という項目があって、
3月のカレンダーではそれをモチーフとして取り入れることにしました。
カレンダー作りは新聞の色選びから始まります。
色柄のチョイスで作品のイメージが決まるため、厳選に余念がありません。
使用する色をあらかたキープしてから制作に取り掛かる人、
その都度選びながら作業を進める人、
創作スタイルはそれぞれです。
「これどうやろ」「ええんちゃう?」
そろそろ仕上げですね。
今回もカラフルな作品が揃いました。
モンシロチョウも菜の花もカエルも本来の色に縛られたりしません。
見本にすら縛られない独自性がしぶい!
啓蟄に目覚める“虫”は昆虫という意味ではなく、
人・獣・鳥・魚以外の全ての小動物を言うのだそうです。
昆虫ではないヘビやカエルが啓蟄の常連さんであるのもそれで納得ですね。