日本特産のヤマユリは山地に自生する大型のユリで、
7~8月に香りの強い大輪の花を咲かせます。
養分を蓄えた地下茎はユリ根として茶碗蒸しに入っていたりします。
また鎮咳・強壮の生薬としても活用されているそうです。
そんな使えるヤマユリが今月の壁画になりました。
華やかですねー!
通常は白が主流のヤマユリですが、
黄色やピンクを多用して暑い夏を華々しく演出してみました。
制作は分業で進みます。
木の葉部分を作る部隊。
緑の土台に切り抜いた葉っぱを貼ります。
木の幹部分を作る部隊。
白い土台に淡色系の新聞の破片を貼ります。
そして主役のユリを作る部隊。
2枚の折り紙で作った大輪の花に、こよりの花芯を差し込みます。
貼り付けました! 色とりどりで賑やかですね。
鹿が1頭こちらを見ています。
ヤマユリの葉や蕾が好物だそうです。食べないでね!
古来、人間にとってもユリは食用主体の植物でした。
現代の日本人が口にしている中では、
最もゴージャスな食物と言えるかもしれませんね。