新年あけましておめでとうございます。
昨年は当ブログをご覧いただき、誠にありがとうございました。
本年も皆様に楽しみにして頂けるブログを目指し
更新に努めていきたいと存じますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、昨年は新型コロナウイルスの影響で
外出もままならぬ1年になってしまいましたが、
今年は丑年、
1月の壁画には会津地方の郷土玩具である赤べこを選びました。
本来魔除けとして作られてきたもので、
なんでも平安時代に疫病を払った赤い牛の伝説に由来しているとか。
また天然痘が流行ったときに赤べこの人形を持っていた子どもは
病気にかからなかったという伝承もあるそうです。
今のご時世、何ともタイムリーなチョイスとなっております。
タイムリーと言えば赤べこの背にかかっている布の柄は、
昨年から大ヒット中のアニメの主人公が着ている羽織の柄を採用しており、
こちらも実に今風です。
疫病退散の願いを込めた赤べこの周囲には、
おめでたい松竹梅を配しました。
お花紙を小さく丸めて貼り付ける技法で“松”を作製中です。
壁に紙を貼るには、マスキングテープを輪にして
裏一面に貼り付けるという地道な作業を要します。
テープが少ないとすぐに剥がれ落ちるため、総がかりの共同作業となります。
けれどもそれだからこその一体感と達成感。
みなさんの労力と完成時の笑顔が、
きっと赤べこの持つ力を最大限に高めてくれることでしょう。