3月に入ってすぐさまやってくる行事、ひなまつり。
もちろん3月の行事なのですが、
3月3日が過ぎたら直ちにひな飾りを片付けなければいけない、
という謂れがあるからには、
早めに飾り付けなければ鑑賞するいとまがありません。
節分を過ぎたあたりから2月中旬くらいまでが好ましいそうです。
ということは実際にひな人形が部屋に鎮座しているのは
ほとんど2月ということになります。
だからどうだということはありませんが、
ひな人形のイメージをどことなく“陰”と感じるのは、
薄暗くて寒い2月の座敷と結び付けて考えてしまう
昔人間の私ならではの感覚でしょうか。
2月10日頃からおひなさまの壁掛けを作り始めました。
折り紙と千代紙を重ねて作る卵型のかわいらしいおひなさまです。
無論 “陰” のイメージなんて微塵もありません。
作業は着々と進みます。
真剣さの中に完成を想う女子の心情が見え隠れします。
みんなおひなさまが大好きなのです。
緊張の顔入れ。手が震える~との声があちこちで。
かわいくできましたー♪
おひなさまには段飾りのひな人形のほかに、
紙などで作った人形を川や海に流す流しびながあります。
身の穢れや災いを人形に移して水に流す厄払いの行事ですが、
ひな祭りより古く、起源は古事記の世界にあるそうです。
現代でも流しびなは各地で行われていますが、
個人で近くの川に流したりすると不法投棄になりかねますので、
くれぐれもみなさん、流しに行かないでくださいねっ。