かかしと聞けば稲田の中に立っている一本足の人型人形を思い浮かべます。
その役割は言うまでもなく
害ある鳥獣を実り始めた稲穂に寄せ付けないためですが、
昨今の鳥獣は頭が良いのか、
昔ながらのかかしなんてただの拵え物と知り尽くしているようで、
雀の止まり木と化しているとか。
そこで今にも動き出しそうなやたらリアルな人形や、
音や光を発するもの、
人に見せるためのウケ狙いのものが現代の稲田を席巻しているようです。
さてそんな中、おこめの9月のカレンダーもかかしをモチーフとしました。
もちろん伝統的な姿のかかしです。
思うのですが、
題材が馴染み深いものだとみなさんのやる気スイッチが入るというか、
戸惑うことが少ない分、作業能率が上がるような気がします。
続々と力作が出来上がっていきます。
思い思いの、それっぽい着物に身を包んだかかしが並びましたー!
かかしは漢字で「案山子」と書きます。
当て字でもなし、
どういう経緯でこんな難読な字がついたのか調べてみましたが、
説明が難しくてよく解りませんでした…。